写真●UnitBase 4.0の画面(業務の流れに合わせて次にとるべき行動へのリンクをまとめた「クイックアクションナビ」の画面)
写真●UnitBase 4.0の画面(業務の流れに合わせて次にとるべき行動へのリンクをまとめた「クイックアクションナビ」の画面)
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 ジャストシステムは2013年8月5日、データベースアクセスを伴うWebアプリケーションをノンプログラミングで開発するソフトの新版「UnitBase 4.0」(写真)を発表した。9月27日に提供を開始する。新版では、1ステップで特定の業務処理を開始できるようにするなど、業務を円滑に進めるための機能強化を図った。

 UnitBaseは、顧客管理などデータを登録して検索/活用するタイプの業務アプリケーションをノンプログラミングで構築できる開発/実行環境である(ジャストシステム、ノンプログラミングWeb-DBソフト新版はExcel帳票を出力)。マウスによるドラッグ&ドロップ操作だけで、Web型で動作するデータベースアプリケーションを開発できる。ソフトウエアは、各種Windows上で稼働する。

 今回の新版では、業務処理の流れに合わせて機能を利用できるように画面UIや機能を改善した。例えばユーザーの職務に合わせて次にとるべき行動(機能)に直接ジャンプするナビゲーション画面を利用できるようにした。営業担当者向けでは「商談結果を登録する」や「見込案件を登録する」などのメニューをナビゲーション画面から1クリックで起動できる。

 画面の強化では、UnitBaseで作成/管理している複数のデータベースの情報をまとめて表示できるようにした。参照しているレコードに関連するレコードを、他のデータベースから自動的に検索して、合わせて表示する。顧客管理データベースと同一画面に、顧客にひも付いたテレアポ履歴データベースや訪問商談データベースの情報を表示するといったことができる。

 新版ではさらに、決済ワークフロー機能である「決裁データベース」も強化した。新たに、申請を差し戻す機能、決裁者による承認/却下時に編集できる機能、あらかじめ登録した代理者が決裁者の代わりに承認/却下する機能---を追加した。

 価格(税別)は、指名ユーザーライセンスの場合、最小構成の50ユーザー版「モデル50」が、118万円(年間保守料が23万6000円)。同時接続ユーザーライセンスの場合、最小構成の5ユーザー版「同時ログインプラン5」が、98万円(年間保守料が19万6000円)。