写真●RADIUS GUARDの外観
写真●RADIUS GUARDの外観
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 SCSKは2013年8月1日、RADIUS認証/DHCPサーバーアプライアンス「RADIUS GUARD」(写真)の承認ワークフロー連携を強化したと発表した。具体的には、外部システムが出力したCSV(カンマ区切り形式)ファイルを自動的に取り込んで端末情報データを更新できるようにした。同機能を強化した版は2013年7月末から提供を開始している。

 RADIUS GUARDは、RADIUS、DHCP、LDAP、証明書発行/認証局(CA)の機能を包含したネットワーク認証アプライアンスサーバー機である。ネットワークスイッチやアクセスポイントと組み合わせて利用することで、パソコンやスマートデバイスなどの端末を社内LANに接続させるかどうかを認証できる(IEEE802.1X認証、MACアドレス認証、Web認証)。端末情報を申請/承認登録するための簡易ワークフロー機能も提供する。

 今回、新機能として、CSVファイルを介して外部システムと連携できるようにした。具体的には、ワークフローソフトやIT資産管理ツール出力したCSV形式の端末情報を定期的に取り込んで、RADIUS GUARDの内部データを更新できるようになった。従来は、標準のワークフロー機能を使って端末ごとに個別に更新するか、あるいは手動でCSVファイルをインポートするしかなかった。

 1台で最小200ユーザーから最大1万人まで利用できる(ユーザー数に応じてライセンス費用が変わる)。価格(税別)は、最小構成となる200ユーザーで69万円。なお、RADUISとLDAPとCAの各機能は標準機能だが、DHCPサーバー機能はオプション機能として提供する。これにより、RADIUSとDHCPを同一きょう体で提供できるようになる。