写真●JA福岡市が公開した「LibreOffice_Base用マニュアル(実践編)」の一部
写真●JA福岡市が公開した「LibreOffice_Base用マニュアル(実践編)」の一部
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 JA福岡市は2013年7月31日、「LibreOffice_Base用マニュアル(入門編・実践編)」を無償公開した。JA福岡市はコスト削減などを目的としてオープンソースのオフィスソフトであるLibreOfficeを導入しており、基本だけでなく、Microsoft AccessをBaseに置き換える際に役立つ内容を盛り込んだという。

 マニュアルは入門編と実践編の2つに分かれている。入門編は内部研修用に作成したもので、主に「データベースとは何か?」「データベースの基本的な考え方」について解説している。実践編は「Microsoft AccessをBaseに置き換える作業中に気が付いたこと」を中心にまとめているという。

 「Baseは公開されている情報が非常に少ない上に、各情報が分散しており処理方法一つ探すのにも大変苦労した。しかし、データベースが無償で利用できるメリットは計り知れないものがある」(JA福岡市)。

 JA福岡市では約400台のパソコンのうち7割をMicrosoft OfficeからLibreOfficeに移行することで、約840万円のコスト削減を見込んでいる(関連記事)。2011年12月には、LibreOfficeの操作に関して、JA福岡市内でよく寄せられた質問とその答えをまとめた文書「よく使うCalc&Writerマニュアル」を公開(関連記事)。2012年2月には「LibreOfficeマニュアル活用編」(関連記事)、2012年5月には「ExceltoCalcマクロ移行マニュアル」(関連記事)を公開している。