写真1●富士通がらくらくホンシリーズの最新機種と新CMを発表。写真中右は新CMに出演するタレントの大竹しのぶさん
写真1●富士通がらくらくホンシリーズの最新機種と新CMを発表
写真中右は新CMに出演するタレントの大竹しのぶさん
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 富士通は2013年7月31日、都内でらくらくホンシリーズに関する製品説明会を開催し、NTTドコモから発売予定の最新機種の詳細や新CMについて発表した(写真1)。

 富士通 代表取締役副社長の佐相秀幸氏は、国内の携帯電話市場でシェア第2位という現状について「海外メーカーの参入により厳しい状況となっている」と分析。しかし「夏商戦に投入したARROWS NXは、バッテリー駆動時間を改善したハイスペック端末で非常に健闘している。海外メーカーに一矢報いたと自負している」と総括した(写真2)。

写真2●富士通 代表取締役副社長の佐相秀幸氏
写真2●富士通 代表取締役副社長の佐相秀幸氏
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 らくらくホンシリーズの詳細については、富士通 執行役員常務の大谷信雄氏が説明した(写真3)。2012年の「らくらくスマートフォン」発売と同時に開始したシニア向けの「らくらくコミュニティ」は、現在7万5000人のユーザーが1日2500件以上の投稿を行っているという。このらくらくコミュニティについて、8月中旬の「らくらくスマートフォン2」の発売に向けてリニューアルすることを発表した。

写真3●富士通 執行役員常務の大谷信雄氏
写真3●富士通 執行役員常務の大谷信雄氏
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 具体的には、地域や趣味ごとのクローズドな掲示板を作る「個人サークル」、運営側が写真コンテストなどのイベントを主催する「らくコミュ主催サークル」などの機能を追加。気に入った書き込みを手軽に評価できる「拍手」機能、スタンプ状の画像を送信する「イラスト」機能など、他のSNSで普及しているコミュニケーション機能を採り入れる。一般のスマホやPCからのログインにも対応し、シニア層だけでなく子供など家族も参加できる仕組みを用意する。

 現在のらくらくコミュニティ同様に、掲示板への投稿は専門スタッフが24時間監視。広告やセールスの排除、個人情報の漏洩防止など、シニア層でも安心して利用できる環境はそのまま維持するという。