米Strategy Analyticsは現地時間2013年7月29日、タブレット端末市場に関する調査結果(速報値)を発表した。それによると2013年第2四半期(4~6月)に世界で出荷されたタブレット端末の台数は5170万台で、前年同期の3610万台から43%増加した。

 出荷台数をOS別に見ると、米GoogleのAndroidが3460万台で、市場シェアは67%となった。Androidは前年同期の1850万台から約87%増え、シェアは同51.4%から15.6ポイント増加した。Androidに次いで多かったのが米AppleのiOS(iPad)で、出荷台数は1460万台、シェアは28.3%。iPadは前年同期の1700万台から約14%減少、シェアは47.2%から大きく低下した。

 iPadの出荷台数が減少した要因の一つは前年同期の反動とStrategy Analyticsは分析している。Appleは2012年3月にRetinaディスプレイ搭載の第3世代iPadを発売しており、同年第2四半期は出荷台数が伸びた。それに対し2013年第2四半期は新製品がなかった。ただしAppleは、2012年11月にiPad miniなどの新製品を発売しており、2013年第2四半期の出荷台数は1460万台以上になると予想されていたという。

 米MicrosoftのWindows搭載タブレットの2013年第2四半期における出荷台数は230万台で、市場シェアは4.5%。それぞれ前年同期の20万台、0.5%から増加した。Microsoftは「Surface RT」を値下げしており、2013年第3四半期は出荷台数が伸びる可能性があるが、依然として対応アプリケーションの少なさという問題が残っているとStrategy Analyticsは指摘している(関連記事:日本マイクロソフトがSurface RTの価格を改定、キャンペーン価格がそのまま新価格に)。

[Strategy Analyticsの発表資料]