博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは2013年7月29日、2社の共同研究プロジェクトの専門チームである「コンテンツビジネスラボ」が、効果的なコンテンツ活用を支援する「コンテンツマッチング・サービス」の提供を開始したと発表した。

 コンテンツマッチング・サービスは、「リーチ力・支出喚起力ランキング」や「コンテンツプロファイリングシート」といったコンテンツビジネスラボが独自に開発したコンテンツパワー分析ツールを活用し、広告やサービス開発にコンテンツ活用を検討している企業を支援するサービス。「企業と生活者とをつなぐコンテンツのポテンシャルを多様な観点から明らかにし、企業の目的に応じて、適切なコンテンツ選択や、効果的なタイアップ方法のアドバイスなどをする」という。

 リーチ力・支出喚起力ランキングは、コンテンツビジネスラボが独自に開発した評価指標「リーチ力」と「支出喚起力」におけるコンテンツパワーのランキングである。毎年実施している全国調査の「コンテンツファン消費行動調査」のデータを基に、11カテゴリー・605コンテンツのリーチ力と支出喚起力を具体的な数値とともに算出する。

 コンテンツプロファイリングシートは、「リーチ力」、「支出喚起力」の詳細のほか、ファンの詳細な性年代属性・ライフステージや、人数のボリュームなどの情報をまとめたもの。最近1年間に購入した耐久財やサービス、保有デバイス、利用しているネットサービス、よく利用するメディア、週1回以上訪れる店舗など、ファンのコンテンツ利用以外の行動について、組み合わせた分析が可能という。「リーチ力・支出喚起力ランキングと合わせて活用することで、コンテンツのポテンシャルと、その具体的な活用方法が明らかになる」としている。

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