Opera Softwareによる調査結果の要約
Opera Softwareによる調査結果の要約
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 ノルウェーOpera Softwareは現地時間2013年7月24日、モバイル広告に関する調査結果を発表した。それによると、米Appleの「iOS」は米Googleの「Android」に追い上げられているものの、依然としてモバイル広告市場で優位に立っている。

 調査は、Opera Softwareのモバイル広告プラットフォーム「Opera Mediaworks」から収集したデータをもとに分析した。2013年第2四半期におけるモバイル広告インプレッションのシェアは、iOSが43.75%でトップ、2位はAndroidの31.24%だった。Android端末では韓国Samsung Electronicsが強く、17.40%を占めた。

 モバイル広告収入ベースでみると、iOSのシェアは49.36%と、Androidの28.08%を大きく上回った。「iPhone」が36.44%と最も多く、Androidスマートフォンは27.76%だった。

 最近の傾向として、アプリケーション内リッチメディアが投資利益率(ROI)を拡大しつつあることを、Opera Softwareは指摘している。アプリケーション内リッチメディア広告のクリックスルー率は平均1.53%で、モバイルWeb向けリッチメディア広告の1.12%を上回る。なお従来ながらのバナー広告はアプリケーション内が0.39%、モバイルWeb向けが0.32%だった。

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