写真1●Googleが発表した新型Nexus 7
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写真2●新型Nexus 7のサイズ詳細
写真2●新型Nexus 7のサイズ詳細
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写真3●Nexus 7の国内サイトでは「Coming Soon」となっている
写真3●Nexus 7の国内サイトでは「Coming Soon」となっている
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写真4●Android端末などからテレビに動画をストリーミング配信するスティック型デバイス「Chromecast」
写真4●Android端末などからテレビに動画をストリーミング配信するスティック型デバイス「Chromecast」
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 米Googleは現地時間2013年7月24日、自社ブランドのタブレット端末「Nexus 7」の新モデルと、モバイルプラットフォームの最新版「Android 4.3」(開発コード名「Jelly Bean」)を発表した(写真1)。

 新型Nexus 7はディスプレイ解像度が1920×1200ドット(ピクセル密度は323ppi)で、初代モデルの1280×800ドットと比べ鮮明になった。重量は初代モデルの340gから290gへと軽量化し、厚さも10.45mmから8.65mmへと薄型になった(写真2)。

 バッテリー寿命はHDビデオ再生が連続9時間以上、Webブラウジングが連続10時間以上と向上した。500万画素のメインカメラと120万画素のフロントカメラを備え、ステレオスピーカーとバーチャルサラウンド機能を実装する。

 新型Nexus 7は7月30日に米国で発売し、近いうちに他の国にも拡大する(写真3)。米国での希望小売価格は229ドルから。数週間以内に米T-Mobile USAと米VerizonのLTE高速通信に対応したモデルも投入する。

 Android 4.3は新型Nexus 7に搭載されるほか、Nexusブランドの端末向けに同日アップデート配信を開始する。新たに導入した制限付きプロフィールは、親が子供のコンテンツへのアクセスを制限するなどペアレンタルコントロールに使えるほか、販売店などが店頭で商品情報を客に表示したり、POSシステムとして使用する際の設定に利用できる。

 Bluetooth Low Energy(BLE)対応デバイス(Bluetooth Smart)との接続をサポートし、これにより「フィットネスセンサーなどのデバイスと連携するモバイルアプリケーション開発の道が開ける」としている。

 またGoogleは、テレビなど大画面へのストリーミング配信を可能にするスティック型デバイス「Chromecast」も発表した(写真4)。ChromecastをテレビのHDMIポートに挿入し、スマートフォンやタブレット端末、パソコンから「Netflix」や「YouTube」の動画、「Google Play」のテレビ、映画、音楽コンテンツを無線経由で伝送できる。AndroidおよびiOS登載端末、「Chrome」ブラウザー(Mac/Windows版)から操作可能。対応するサービスやシステムは今後拡大する予定。希望小売価格35ドルで同日販売を開始する。

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