パナソニックは2013年7月22日、放送転送機能を搭載し、スマートフォンやタブレットでの番組視聴に対応した無線LAN対応ケーブルモデム「TZ-CMP01M」を2013年9月に発売すると発表した。

 インターネットサービス競争が激化し、他サービスとの差異化が求められる中、インターネット加入の新規獲得やインターネット加入者へのケーブルテレビ視聴機会の新規創出を図ることを目的として本商品を開発した。

 DOCSIS3.0に準拠したケーブルモデムに無線LANルーターに加えて、ケーブルテレビ用の地デジ/BS/ケーブルテレビ放送チューナーを搭載するハイブリッド型ケーブルモデムである。DLNA/DTCP-IPに対応したスマートフォンやタブレット、テレビなど家中の様々な場所でケーブルテレビ視聴が可能となる。このときケーブルDLNA運用仕様に準拠し、対象のDLNAクライアント端末へ視聴年齢制限付きで番組を配信する。

 現在App Storeで配信中のパナソニックSTB向けアプリ「DiXiM CATV Player」の接続対象機種に、今回のハイブリッド型ケーブルモデムを追加する。iPhone/iPad/iPod touchでケーブルテレビ視聴が可能となる。

 さらに、画面を2分割して番組を見ながらWeb閲覧する機能も搭載した。番組を視聴しながら気になったものをその場でインターネット検索する、SNSを通じて友人と盛り上がるなど、「新たなケーブルテレビ視聴スタイルを提供する」という。

 なお、パナソニック システムネットワークスは、「Panasonicが考えるSmartリビングの世界“Smarter CATV”」をテーマに、ケーブル技術ショー(2013年7月30日~31日、東京国際フォーラム)へ出展する。

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