日立製作所は2013年7月18日、インドネシアの首都ジャカルタに「日立アジア(インドネシア)社」を設立したと発表した。10月から営業を開始する。

 電力システムや社会・産業システム、情報・通信システム関連製品の販売やマーケティング、オートモーティブシステムのマーケティングなどを行う。社員数は13年度末で40人を予定している。

 日立は1932年から小型の電動機や扇風機をインドネシアに輸出するなど、事業拡大を図ってきた。75年にはジャカルタ事務所を、95年には日立アジア事務所を設立。建設機械などの分野を中心に、社会インフラ整備を手掛けてきたという。

 インドネシアを重要なマーケットと位置づけ、事業をさらに拡大するために、このほど新会社を設立した。電力や交通関連のインフラシステムなど、日立がグローバルに推進中の「社会イノベーション事業」を広げていく。