JR九州で2013年7月18日、博多総合指令の運行管理システムで障害が発生し、始発から3時間近く列車が運行できなくなるトラブルがあった。同社によると、11時30分までの時点で約7万9000人の乗客に影響が出ており、今も九州の広範な路線でダイヤが乱れているという。

 障害が起きたのは18日4時半頃。列車の運行情報を路線別に確認できる運行管理システムで、鹿児島線、若松線、福北ゆたか線の3路線の運行状況が表示されなくなった。このためJR九州は、3路線で始発から列車の運行を見合わせた。システムは6時54分に復旧し、7時20分ごろから順次運行を再開した。システム障害の原因は調査中という。

 鹿児島線、若松線、福北ゆたか線の3区間で運行を止めたことで、この3線と接続している路線でダイヤが乱れた。運休または遅延が発生したのは、3路線のほか香椎線、日田彦山線、後藤寺線、長崎本線、佐世保線、日豊本線、久大本線、豊肥本線、肥薩線、吉都線、三角線。九州新幹線には影響はでていない。