中国で米Appleの「iPhone 5」を充電中に使用した女性が感電死する事故が起き、Appleが調査を行う意向を示したと、複数の米英メディア(Wall Street JournalReutersABC NewsCNET News.comなど)が中国新華社通信の情報を引用する形で現地時間2013年7月15日に報じた。

 新華社通信の報道によると、中国南方航空の客室乗務員として勤務する23歳の女性が新疆ウイグル自治区の自宅で7月11日、iPhone 5を充電している状態でかかってきた電話に出たところ死亡した。地元警察は7月14日、感電死であることを確認したが、原因がiPhone 5か充電器か、あるいは別のものかについては「現在調査中」とした。

 Appleは「事故について徹底的に調査すると同時に、当局に全面的に協力する」との声明を発表している。

 一部報道では、女性のiPhone 5は昨年12月にApple Storeで購入したもので、充電器は純正だったと伝えられている。また英Guardianが得た情報によると、女性はお風呂から上がったばかりだった。

 女性の妹が中国のマイクロブログ「新浪微博(Sina Weibo)」に事故についてツイートし、iPhone 5ユーザーに注意を呼びかけたため、この件に関するネット上の書き込みが広がっているという。