アップル「App Store」の5周年記念Webサイトでは歴史を振り返るコンテンツを用意
アップル「App Store」の5周年記念Webサイトでは歴史を振り返るコンテンツを用意
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 米アップルは、アプリケーションマーケット「App Store(アップストア)」が2013年7月10日で5周年を迎えるのに合わせて、記念サイトを公開するとともに、一部の有料アプリの無料配信サービスを開始した。

 App Storeは2008年7月に開設した。5年前にFacebookやeBayなど500アプリでスタートしたApp Storeは、現在90万以上のアプリをそろえる。これまでの累計ダウンロード数は500億、アプリ開発者に支払われた総額は100億ドルを突破。スマートフォン/タブレット向けアプリ流通の一大プラットフォームに成長した。

 アップルを追って米グーグルは同種のアプリマーケット「Google Play(旧Android Market)」を開設。パソコン用OSで圧倒的なシェアを占める米マイクロソフトも「Windowsストア」で追随しており、個人向けコンピュータのソフト流通全般に大きな影響を及ぼしている。

 アップルは「5 Years of the App Store」と題する記念Webサイトを開設し、これまでの歴史を紹介している。これによると、第1号アプリの1つだったFacebookアプリはApp Storeと共に成長。2008年に500万ダウンロードを記録して年間最多ダウンロードアプリになり、2011年10月にはApp Storeで初めて1億ダウンロードを突破したアプリになった。

 ゲームアプリの人気は時期とともに移り変わっており、初期の2008年には、セガの「Super Monkey Ball」が配信開始から1カ月で30万ダウンロードを突破。セガが得た総利益は300万ドルに達するという。その後、2009年には「Real Racing」「Paper Toss」、2010年には「Angry Birds」などが人気を博した。

 アップルは5周年記念キャンペーンとして、期間限定でゲームを含む有料アプリ10種を無料で配信している。地球儀アプリの「ベアフット ワールドアトラス」、日記アプリの「Day One」などを無料でダウンロードできる。