日本オラクルは2013年7月8日、ハードウエアにデータベースやミドルウエアなどを統合したエンジニアド・システム「Oracle SuperCluster」の最新版となる「Oracle SuperCluster T5-8」を同日から提供すると発表した（写真）。
Oracle SuperCluster T5-8は、サーバー製品「SPARC T5-8」やストレージ製品「Oracle Exadata Storage Server」などのハードウエアに、オラクルのデータベースやミドルウエアなどを統合している。前世代の「Oracle SuperCluster」に比べて性能が2.5倍向上するという。
フルラック構成の場合、256個の「SPARC T5」プロセッサコア、16テラバイト以上のフラッシュストレージ、数百テラバイトのデータベースストレージ、最大40Gbpsのスループットを備えたInfiniBandスイッチ、データ圧縮・重複排除機能を搭載した統合ストレージ製品「Sun ZFS Storage 7320 Appliance」などが統合されている。
「Oracle Optimized Solutions」として、「Oracle E-Business Suite」、「Oracle PeopleSoft Human Capital Management」、「Oracle WebCenter Content」などのオラクル製ソフトウエアやSAPアプリケーションをOracle SuperCluster T5-8上で事前に検証したソリューションも提供する。
Oracle SuperCluster T5-8の最小構成価格（ハードウエアのみ）は、6467万4000円（税別）となる。
