写真●Navicat Windows ver.11の画面
写真●Navicat Windows ver.11の画面
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 スマートスタイルは2013年7月3日、データベース管理ツールの新版「Navicat Windows ver.11」(写真)を発表、同日販売を開始した。新版では、GUIの操作性を改善したほか、64ビット化によりメモリー空間を拡大した。開発会社は、香港のPremiumSoft CyberTech。

 データベース管理ツールである。リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)に対するテーブル作成/編集などのデータベース操作の全般を、GUI画面を用いたビジュアル操作によって実行できる。RDBMSの監視機能も備えており、データベースの設計やメンテナンスなどに利用できる。

 新版では、GUIを改善し、操作性を高めた。ウインドウの見栄えでは、タブの色分けや、Windows 7のAeroスナップ機能を利用したウインドウ枠のドッキングなどを採用した。

 テーブルビューワーの操作性も高めた。表計算ソフトのように、マウスで複数セルを同時に選択し、これを一度に編集/更新できるようにした。また、テーブルビューワーやクエリー結果の表示画面において、検索と置換を可能にした。UPDATEクエリーを書くことなく、データベースの内容をメンテナンス/変更できるようになった。検索条件に一致するもの全てを一括で置換することもできる。

 新版ではまた、64ビット化を図った。Windowsの64ビット版と組み合わせることにより、より大量のメモリーを利用できるようになった。

 接続対象のRDBMSに応じて、「Navicat for Oracle」「同 for SQL Server」「同 for PostgreSQL」「同 for MySQL」「同 for SQLite」の5つの製品と、5種類のRDBMSのすべてに接続できる「Navicat Premium」を用意している。

 価格(税込み)は、上位版のNavicat Premiumがダウンロード版で9万8175円、商用RDBMS(Oracle Database、SQL Server)向けがStandard Editionのダウンロード版で4万3890円、OSS(MySQL、PostgreSQL、SQLite)向けがStandard Editionのダウンロード版で2万2890円、など。