写真●IBM PureApplication System
写真●IBM PureApplication System
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 日本情報通信(NI+C)は2013年7月4日、IBMの垂直統合型システム「IBM PureApplication System」を国内初採用したと発表した。同社の「NI+Cクラウドサービス」のシステム基盤として導入。パイオニアのカーエレクトロニクス事業における、カーナビゲーション通信サービスの運営に利用する。

 PureApplication Systemは、各種ハードウエアに加え、同社のAPサーバー「WebSphere」やデータベース「DB2」などを組み込んである(写真)。Webアプリケーションやデータベース・アプリケ-ションといった構成情報をあらかじめ「パターン」として用意。パターンに基づいてPureApplication System上にシステムを展開し、レスポンスタイムやCPU負荷などに応じて、ワークロードを自動調整する機能を備える。

 パイオニアは、NI+Cクラウドサービスを使い、AR(拡張現実)と情報ネットワークを融合したナビゲーションなど、「carozzeria」でのカーエレクトロニクス事業のサービス拡張などに活用する計画だ。