図●受信・表示のイメージ
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 エフエム東京は、共同販促や九州・沖縄マルチメディア放送、クワトロメディアと共同で、2013年7月4日と5日に開催の九州放送機器展2013(場所は福岡国際センター)において、V-Lowマルチメディア放送の音声と連動するブロードキャストコマーシャルカード配信サービス「Time Push」のデモを行っている。

 TimePushは20代から30代の主婦層をターゲットに開発した。放送波の特性を生かしタイムセールスなどを想定した時間帯別・Push配信が可能。カード型広告とデジタルチラシの配信を1パッケージにして、例えば高頻度に配信されるカード型広告から規格連動のデジタルチラシへ誘導できる。

 デモは、USB型のV-Lowマルチメディア放送チューナーを接続した一般のタブレット端末と、今回バージョンアップしたV-Low受信アプリ(プロトタイプ)を用いて行う。

 なお、エフエム東京は、「九州放送機器展2013」において、九州・沖縄マルチメディア放送および福岡V-LOWマルチメディア放送実験協議会と共同でブースを出展、マルチメディア放送ビジネスフォーラムで様々な会員社と進めてきた実証実験の展示を行っている。

 受信機にカーナビを想定するドライバー向けの「Ch-V」(Channel-Vehicle)と、受信機にタブレット、スマートフォン、デジタルサイネージ、そして防災端末などを想定して生活密着型サービスとして「Ch-Lo」(Channel-Logistics)の二つのサービスを軸に、FM東京らはV-Lowマルチメディア放送の来年実用化を想定して準備中である。今回のTime Pushは、このうちCh-Loでの実施を想定している。

 九州放送機器展2013の期間中の7月5日には、福岡地域戦略推進協議会(Fukuoka D.C.)環境部会と福岡V-Lowマルチメディア放送実験協議会が共催するシンポジウム「福岡から始まる!V-LOWマルチメディア放送による国際都市FUKUOKAの未来」(会場は都久志会館)を実施する。

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