NECビッグローブは2013年7月3日、同社が運営するIaaS「BIGLOBEクラウドホスティング」上で、アジャイル開発の導入を支援する「開発お役立ちパック」の提供を開始した。アジャイル開発を効率化する3つのOSSと、同社が作成した利用ガイドをセットにしたもので、BIGLOBEクラウドホスティングの料金のみで利用できる。

 「計画」「開発」「テスト」を短いサイクルで繰り返しながらプログラムを作っていくアジャイル開発の各工程を効率化するOSSとして、進捗管理ソフト「Redmine」、ソースコードのバージョン管理を行う「Git/GitLab」、テスト自動化ツール「Jenkins」の3つを選定。これらのOSSやプラグインをBIGLOBEクラウドホスティング上のサーバーにインストールした上で提供する。利用企業は、10分程度の初期設定だけですぐに開発を始められるという。

 同パックには、アジャイル開発の流れやOSSの使い方をまとめた利用ガイド(「スタートアップガイド」「利用マニュアル」)も添付される。これらは、同社が自社内でのアジャイル開発経験を生かし、独自に作成したもの。

 開発お役立ちパックは、BIGLOBEクラウドホスティングのサービスとセットで提供する。料金は、CentOS 5(64ビット)/1Gバイトのメモリー/2GHz相当のCPU/40Gバイトのディスクの「ベースモデル」と組み合わせた「開発お役立ちパック A1」が月額9450円。これに、コード品質管理を行うプラグインを追加し、メモリーを2Gバイトに拡張した「同A2」が月額1万1550円となっている。