トレンドマイクロは2013年7月3日、都内で新製品発表会を開催し、クラウド連携の写真管理ツール「JewelryBox」(ジュエリーボックス)を発表した(写真1)。

写真1●写真管理デバイス「JewelryBox」
写真1●写真管理デバイス「JewelryBox」
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写真2●トレンドマイクロ取締役副社長の大三川彰彦氏
写真2●トレンドマイクロ取締役副社長の大三川彰彦氏
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 発表会にはトレンドマイクロ取締役副社長 日本地域担当 グローバルコンシューマビジネス担当の大三川彰彦氏が登壇し、「デジタルライフを簡単・安全に楽しめる世界を実現する」という同社のビジョンを語った(写真2)。特にコンシューマが扱うデータとして写真が多い点に注目し、PCで簡単かつ安全に写真を管理するデバイスを企画するに至ったという。

 JewelryBoxは、写真の取り込み・閲覧・共有が可能な小型のストレージ(写真3)。スマートフォンやタブレット、デジカメから写真を取り込んで保存し、HDMI接続したテレビで閲覧できる(写真4)。保存した写真はSNSやメールによる共有が可能である。

写真3●JewelryBoxの本体
写真3●JewelryBoxの本体
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写真4●スマホやタブレット、テレビと組み合わせて利用できる
写真4●スマホやタブレット、テレビと組み合わせて利用できる
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 JewelryBox本体は16GBのストレージを搭載。1枚350KB換算で約4万枚の写真を保存できる。保存した写真はクラウドへの自動バックアップにより二重化される。クラウド連携にはトレンドマイクロによる「おもいでバックアップサービス」(月額480円)の契約が必要だが、初年度の利用料金は本体価格に含まれる。

 保存可能なファイルは写真および動画で、対応するファイル形式はJPEG、PNG、QuickTime、MPEG、AVCHD、MP4など。スマホおよびタブレット向けには専用アプリを提供、JewelryBox本体発売後に各アプリストアよりダウンロード可能となる。対応するスマートフォンOSは、iOS 5.x~6.1またはAndroid2.2~4.2。タブレットはiPadのみの対応となる。

 本体のインタフェースはUSB2.0、SDカードリーダー、有線LAN(10BASE-T/100BASE-TX)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)を搭載。本体カラーはホワイトとブラックの2色。外形寸法は154×154×55mm、重量は320g。電源用のACアダプター、写真閲覧用のリモコンが付属する。

 価格は1万6800円。7月3日よりトレンドマイクロのオンラインストアで予約受付を開始し、7月19日より店頭で販売開始する。