ゲーム開発および販売を手がけるフランスUbisoftは現地時間2013年7月2日、同社が運営するサイトの1つに未承認のアクセスがあったことを明らかにした。同社はユーザーに対してアカウントのパスワードを変更するよう呼びかけている。

 同社はオンラインシステムへの不正侵入を確認すると、ただちにサイトを閉鎖し、関連当局と社外および社内セキュリティ専門家とともに詳しい調査を開始した。また、侵入を受けたと思われるシステムの復旧に取り組んでいるという。

 調査の過程において、ユーザー名、電子メールアドレス、暗号化したパスワードを含むアカウントデータベースに不正なアクセスがあったことを確認した。電話番号や住所などの個人情報はアクセスを受けていない。また、決済関連のデータはUbisoftに保存していないため、クレジットカードおよびデビットカード情報は無事だとしている。

 攻撃はどこから発生したか、どのサイトが影響を受けたかなどについては「セキュリティ上の理由から詳細は明かせない」としているが、ゲームプラットフォーム「Uplay」から発生したのではないと述べている。

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