日本デジタル配信(JDS)は、全国のケーブルテレビ事業者の営業活動をサポートする「CableGate営業ツールサービス」の提供を2013年7月1日に開始する。

 同サービスは、ケーブルテレビ事業者の営業担当者が利用するタブレット端末にサービス案内ビデオやパンフレット・チラシなどを表示できるサービス。番組供給事業者が提供する番組宣伝ビデオやケーブルテレビ事業者が制作した案内ビデオなどの動画をダウンロード方式で配信する「ダウンロード型動画機能」と、ケーブルテレビ事業者が作成しているパンフレットやチラシを電子ブック化して配信する「電子ブック型PR機能」を、ウェブストリームがこのサービス向けに開発した「CableGate営業活動支援ツールアプリ」を利用して、ケーブルテレビ事業者にASPサービスとして提供する。

 ダウンロード型動画機能は、ウェブストリームが提供するDRMシステムで暗号化された動画データと、動画再生に必要なライセンスキーを、同社のCDN(Contents Delivery Network)サービスを通じて配信する。電子ブック型PR機能は、電子ブック作成ソフト「Actibook」を利用して配信する。

 同サービスを導入すると、ケーブルテレビ局の営業担当者はあらかじめ事務所などでデータをタブレット端末にダウンロードして、利用者に対し提供チャンネルの番組案内やケーブルテレビ導入作業のイメージの動画を、電波や回線状況を気にすることなく鮮明な画像で見せることができるようになる。

 同サービスの提供開始と同時にイッツ・コミュニケーションズが採用の予定。なお、JDSは今後、加入申し込みの電子化や、利用者宅訪問時に現場で工事日程を調整できるスケジュール管理機能など、同社が提供予定の次世代SMS(顧客管理システム)サービスと連携した高度なSFA(Sales Force Automation、営業支援システム)機能の提供を検討する。

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