米Microsoftの次期ブラウザー「Internet Explorer(IE)11」が旧OS「Windows 7」でも利用可能になると、複数の米メディアが報じている。

 IE11は、「Windows 8」の改良版「Windows 8.1」に標準搭載されるブラウザーで、大幅な高速化、タッチ操作の最適化をはじめ、さまざまな機能向上が図られている。現地時間2013年6月26日に公開されたWindows 8.1プレビュー版(関連記事:Microsoftが「Windows 8.1 Preview」を公開、アプリ開発支援を強化 )に合わせて、IE11のプレビュー版も公開されている。

 米Engadgetは6月26日付けの記事で、MicrosoftがIE11をWindows 7に対応させる予定であることを認めたと伝えた。しかしいつ提供するかについては明らかにしていない。

 米Computerworldによると、Windows 7はWindows OSの中で最も利用者が多く、現在すべてのWindowsの49%を占めている。同メディアは、「IE10」が2012年10月26のWindows 8リリースとともに正式公開され、Windows 7向けには2013年2月26日に提供されたことから、Windows 7対応IE11はWindows 8.1リリースの約4カ月後と予測している。

 なお、MicrosoftのIE部門担当コーポレートバイスプレジデントであるDean Hachamovitch氏が公式ブログに投稿した6月27日付けの記事では、IE11のWindows 7向け提供についてはいっさい触れていない。