米Microsoftは現地時間2013年6月26日、Windows 8のアップデートとなる「Windows 8.1」のプレビュー版(Windows 8.1 Preview)を公開した。英語、日本語、中国語(簡体字/繁体字)、フランス語、ドイツ語、韓国語など13言語に対応する。「Windows Store」からインストールするほか、専用サイトからISOファイルをダウンロードできる(写真)。
同社は米カリフォルニア州サンフランシスコで同日開幕した開発者向け会議「Build 2013」において、Windows 8.1 Previewのデモを行い、広範なパーソナライゼーション、「Bing」ベースの新たな検索体験、企業向け新機能などを紹介した。
Windows 8.1では、Windows Storeのデザインを刷新し、ユーザーが好みに合ったアプリケーションをより手軽に見つけられる。Bingベースの検索機能をユーザーインタフェースに組み込むほか、ギフトカードも導入する。
開発者の事業機会向上を支援し、Windows Storeで販売するアプリケーションについて、売上高が2万5000ドルを超えた場合、開発者への分配率を80%とする。
また開発者は他のアプリケーションとのデータ共有、スクリーン共有に対応したアプリケーション構築が可能。8インチ以下のディスプレイを含めたさまざまなフォームファクターに対応したアプリケーションを作成できる。
さらにWindows 8.1は、3Dプリンターにネイティブで対応するという。
Microsoftは5月末にWindows 8.1の一部詳細を明らかにした際に、「スタートボタンに似た機能」の追加を示唆していた(関連記事:Microsoft、「Windows 8.1」にスタートボタン“のようなもの”を追加)。同社のSteve Ballmer最高経営責任者(CEO)はBuild 2013においてスタートボタンの復活を強調したが、ユーザーが期待していたものとは異なるようだと、米CNET News.comは報じている。