キングソフトは、Microsoft Office互換の総合オフィスソフト「KINGSOFT Office 2013 Standard」を2013年6月25日発売した。ユーザーからの要望が多かったxlsxファイルの保存に対応して互換性を高めた。同社サイトのダウンロード価格は4980円。パッケージ版は7月下旬に発売する予定。

 最新版では、xlsx(Microsoft Excel 2007/2010/2013形式)ファイル対応した。加えて、オブジェクトモデル(カスタムOfficeソリューションを作成するプログラム用API)を独自形式からMicrosoft Officeとほぼ同形式に改修。これまで一部実行ができなかったマクロが含まれるファイルの読み込みが可能になった。

 ユーザーインタフェースは、Microsoft Office 2003と互換性の高い「クラシックスタイル」、Microsoft Office 2007/2010のリボン形式と互換性の高い「2013スタイル」など4種類から選択できる。対応OSはWindows XP/Vista/7/8。

 同時に、オフィスソフトの初歩的な操作を覚えられるAndroidアプリ「オフィスソフトマスター」を無料公開した。KINGSOFT OfficeやMicrosoft Officeで共通する操作方法をスマートフォンやタブレット端末の画面で学習できる。対応OSはAndroid 2.2/2.3/3.0/3.1/4.0/4.1/4.2。iOS版も公開予定。