図1 実機のイメージ メインディスプレイの上にテキスト表示用にLEDディスプレイ
図1 実機のイメージ メインディスプレイの上にテキスト表示用にLEDディスプレイ
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図2 インタラクティコンテンツの例
図2 インタラクティコンテンツの例
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 読売テレビ放送は2013年6月26日、デジタルサイネージの「わくわくソーシャルビジョン とるっキー」を製作、6月28日に大阪市内の主要ターミナル駅の一つである天王寺駅前「あべのマーケットパーク キューズモール」に設置して実証実験を始めると発表した(図1)。

 とるっキーは、スポサーの広告映像に加えて、ゲームやクーポン発券、災害時のニュースなどを上映する。「テレビ局によるサイネージ事業としては、全国的に例のない盛りだくさんなコンテンツ編成」という。来場者は、読売テレビのキャラクター「ウキキ・ミニニ」によるインタラクティブゲームに参加しながら、画面に同時に映し出されるスポンサー広告映像を見ることができる(図2)。

 コンテンツは、スマートフォンで参会者の顔を取り込んだ「スロット」ゲームや、クーポンの発券、ツイッターでのインタラクティブコミュニケーション(例えば「全関西人の目標」などハッシュタグで指定したツイッターの書き込みを、考査のうえでテキスト表示)などを用意する。また大規模災害時には、読売テレビの報道特別番組に切り替える。

 サイネージでは,20分単位で構成するコンテンツ群(7分程度のゲームを2本+スポンサー映像など)を繰り返し上映する。

 なお、システムの保守・運営はエイデックが担当する。ソフトウエアの開発・提供などで、しくみデザインが協力した。今後様々な場所でのサイネージ網展開も念頭に、1年程度実証実験を行う。