写真●レノボ・ジャパンの留目真伸執行役員専務(左)とNPO法人育て上げネットの工藤啓理事長(右)
写真●レノボ・ジャパンの留目真伸執行役員専務(左)とNPO法人育て上げネットの工藤啓理事長(右)
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 レノボ・ジャパンは2013年6月26日、「若者UPプロジェクト」の若年層失業者支援プログラムに、ノートPC230台を寄贈した。同日開催された寄贈式では、同社の留目真伸執行役員専務が、若者UPプロジェクトの事務局を務めるNPO法人「育て上げネット」の工藤啓理事長に「Lenovo G500」を手渡した(写真)。

 若者UPプロジェクトは、育て上げネットと日本マイクロソフトが運営し、全国28団体のNPOが参加する子供・若者向けのIT活用支援プログラムだ。13歳から39歳の年齢層を対象に、ITスキル講習を含む就職・進路支援のサポートを提供している。

 今回レノボ・ジャパンが寄贈したPCは、同プロジェクトのITスキル講習で使用される。テンキー搭載、大画面のノートPCという条件を満たす機種として、Lenovo G500が選定された。

 育て上げネットの工藤啓理事長は、「いただいたPCは、プロジェクトに参加する28団体に6台ずつ配布する。これにより、ITスキル講習1開催あたりの定員を増やすことが可能となり、全体で年間3000人以上の受講機会が創出される」と述べた。工藤理事長によると、若者の就労支援においては、相談支援だけを行った場合の進路決定率が39.6%であるのに対して、相談支援に加えITスキル講習を提供した際の進路決定率は45.5%に増加するという。

 工藤理事長は、同プロジェクトで新品のPCを用意する意義にも言及。「同プロジェクトには、経済的に豊かではない家庭環境に生まれ、PCに触れる機会がなかった子供・若者が多く参加している。新しいPCを提供することで、参加者は応援されていることを実感してやる気が出る」(工藤理事長)。