日立ソリューションズは2013年6月21日、インドのチェンナイに新会社を設立し、同7月1日から営業を開始すると発表した。日立ソリューションズのグローバル向け主力製品、「Microsoft Dynamics AX」などの開発や運用保守を強化する狙い。約40人で営業をスタートし、2014年3月までに100人、今後3~5年以内には500人体制まで人員を拡充する。

 新会社の名称は「Hitachi Solutions India」。米国に本社を置く「Hitachi Consulting」のインド子会社に所属するDynamics事業のSEが移籍し、中心メンバーとなる。Dynamics AXやDynamics CRM向けの業種別・機能別テンプレート開発、欧米の顧客向けに運用保守を手掛ける。欧米との時差を利用し、効率的な業務遂行を目指す。

 日立ソリューションズは2015年度に、Dynamics関連事業でグローバル売上高200億円の目標を掲げる。2012年10月には、同事業における研究開発や各地域への技術支援を担う統括組織を、グループ会社の「Hitachi Solutions America」に設けている。