写真●就任会見にのぞむ日本郵政の西室泰三取締役兼代表執行役社長
写真●就任会見にのぞむ日本郵政の西室泰三取締役兼代表執行役社長
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 2013年6月20日、同日付けで日本郵政の社長に就任した西室泰三氏が記者会見を開き、「スピードを上げて、経営を進めていく」と抱負を語った(写真)。2015年秋までの実現を目指す株式上場をはじめ、スピード重視の経営方針でのぞむ。

 2013~14年にかけて日本郵政グループは、グループ各社を結ぶネットワークシステムの刷新や業務システムの統合を積極的に進める予定だ(関連記事)。重複したシステムの一本化などで、ITコストを削減にも努める。

 西室泰三氏は元東芝会長で、前職では郵政民営化委員会の委員長を務めていた。大型のIT投資案件が続く見通しだが、「スピードを上げることはあっても、落とすことはないだろう」(同社広報)。