写真●Attunity Replicate 2.2の画面
写真●Attunity Replicate 2.2の画面
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 インサイトテクノロジーは2013年6月20日、異機種間でデータベースをレプリケーション(複製)するソフトの新版「Attunity Replicate 2.2」(写真)を発表、同日出荷した。新版では、複製元/複製先となるデータベースの種類を増やした。価格(税別)は、対象となるデータベースサーバーの台数に依存し、一括購入ライセンスが625万円から、月額ライセンスが数十万円から。開発会社は、米Attunity。

 Attunity Replicateは、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)からRDBMSへとデータを複製するソフトである。可用性を高めるためにRDBMSをバックアップする用途や、基幹系のRDBMSを複製して分析用のDWH(データウエアハウス)を構築する用途などに利用できる。RDBMSのデータ全体を一括して複製する使い方のほか、変更があったデータ(増分データ)だけを複製する使い方ができる。

 特徴は、Oracle DatabaseからSQL Serverにデータを複製するなど、異なるRDBMS間でデータを複製できること。さらに、こうしたレプリケーションの定義をGUI画面で簡単にできるようにしている。RDBMSの知識を必要とせず、ドラッグ&ドロップなどのマウス操作だけで、RDBMSからRDBMSへのデータの複製を定義して実行できる。

 新版では、複製元/複製先となるデータベースの種類を増やした。具体的には、複製元として、従来のOracle DatabaseとSQL Serverに加えて、SalesforceとODBCを追加。複製先としては、従来のOracle Database、SQL Server/Azure、Teradata、Gleenplum、ODBCに加えて、Amazon Redshift、Vectorwiseなどを追加した。さらに、それぞれのDWHのネイティブデータロード機能を実装し、データ転送性能を大幅に改善したとしている。