日立ソリューションズは2013年6月19日、ノートパソコンを遠隔地から操作をロックしたりハードディスクの内容を消し去ったりする(ワイプ)サービスを発表した。サービス名は「モバイルPC 盗難・紛失対策サービス」で、7月1日から提供を開始する。参考料金は年額7900円から。

 仕組みとしては、カナダのアブソリュート・ソフトウエアのパソコン追跡・管理サービス「Computrace」を利用する。日立ソリューションズは、Computraceに24時間365日の対応窓口を組み合わせてサービスを提供する(関連記事:紛失・盗難に遭ったノートPCの回収も請け負う---アブソリュート・ソフトウエア 日本代表)。

 ユーザーはノートパソコンを紛失したり盗難されたりした場合、日立ソリューションズの運用担当者にメールや電話で連絡。遠隔ロックやワイプを依頼する。ComputraceはBIOSとOSにエージェントソフトを組み込んでいる。エージェントソフトとサーバーが連携して、ノートパソコンのインターネット接続時に遠隔ロックしたりワイプしたりする。

 本サービスはノートパソコン側がComputraceに対応している必要がある。米ヒューレット・パッカードや米デル、中国のレノボ、富士通、パナソニック、東芝などの一部モデルが対応している(対応状況はアブソリュート・ソフトウエアのページに記載)。