写真●米Hewlett-Packardのパソコン/プリンター事業のトップに就任したDion Weisler氏
写真●米Hewlett-Packardのパソコン/プリンター事業のトップに就任したDion Weisler氏
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 米Hewlett-Packard(HP)は現地時間2013年6月18日、同社の主力事業部門であるパソコン/プリンター事業「Printing and Personal Systems Group」のトップを交代する人事を発表した。

 これまで同部門を統括してきたTodd Bradleyエグセクティブバイスプレジデントを、新たに設けた戦略的成長計画担当のエグセクティブバイスプレジデントに任命した。またこれまでPrinting and Personal Systems Groupのアジア太平洋地域/日本部門を率いてきたDion WeislerシニアバイスプレジデントがTodd Bradley氏の後任に就く。

 Todd Bradley氏は今後、Meg Whitman最高経営責任者(CEO)兼社長の直属として中国事業の強化や、世界のチャネルパートナーとの関係強化を図る役職に就く。また長期成長戦略にとって重要とHPが考える将来性のある小規模新興企業との関係構築も図る。

 一方のDion Weisler氏はエグセクティブバイスプレジデントに昇格し、HPの執行委員会に加わる。同氏は中国Lenovo Group(聯想集団)出身。2012年1月にHPに入社する前は、Lenovoの「Product and Mobile Internet Digital Home Groups」のバイスプレジデント兼最高執行責任者(COO)だった。

 Whitman CEOによると、Weisler氏はHPの中で最も優れた幹部の1人。現在HPが市場で抱えている課題を考慮すると同氏の経歴は新たな役職に最適としている。今回の人事はHPが再び成長することを目的にした取り組みの一環とWhitman CEOは説明している。

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