日本エイサーは2013年6月18日、夏モデルを発表した。内訳は、Windows 8搭載の8.1型タブレットやUltrabook、新形態のノートパソコンなど6製品と、Android搭載タブレット1製品。価格はいずれもオープンで、6月21日以降、順次発売する。
今回の目玉は、Windows 8搭載の2モデル。1つは、同社が世界初とする8.1型タブレット「Iconia W3-810」。もう1つは、4種類の形状に変形する15.6型ノート「Aspire R7-571-N58G」だ。「今年のテーマは『本気』。世界初の新技術を搭載した新製品で、ユーザーをワクワクさせる」と、ボブ・セン代表取締役社長は意気込む(図1)。
「Iconia W3-810」は、片手で持てるサイズのWindows 8を搭載したタブレット(図2)。8.1型のWindows 8タブレットは、世界初となる。CPUにデュアルコアのAtomプロセッサーを搭載し、1280×800ドットの5点マルチタッチ対応液晶を採用している。720pの動画を約8時間再生できるという。Office Home and Business 2013がプリインストールされる。オプションとなるBluetoothキーボードを接続すれば、ノートパソコン形状にもなる。想定価格は約6万円。6月26日から予約販売を開始し、2013年夏に発売する予定だ。
「Aspire R7-571-N58G」は、同社が特許を取得している「イーゼルヒンジ」を採用した15.6型のノートパソコン。ヒンジの位置によって、通常の「ノートブックモード」のほか、タッチ操作がしやすい「イーゼルモード」、タブレット形状になる「パッドモード」、液晶部分を裏返しの状態で固定する「ディスプレイモード」(図3)と4つの形状に変形できる。想定価格は約13万円で、6月28日に発売する。
このほか、着脱式の液晶ディスプレイを採用し、タブレットとしても使える11.6型Ultrabook「Aspire P3-171-N32Q」(想定価格は約8万5000円)や、縦横比が4:3と電子コミックを読むのに適したサイズの7.9型Androidタブレット「Iconia A1-810」(想定価格は約2万3000円、電子書籍サービス「eBookjapan」の図書券5250円が付属)なども発表した。