米Googleは現地時間2013年6月17日、Chrome OSを搭載したノートパソコン「Chromebook」の販路を世界規模で大幅に拡大すると発表した。全世界でChromebookを取り扱う店舗の数は6600以上になり、これまでの3倍に増えるとしている。

 米国では2011年からAmazon.comやBest Buy、TigerDirectがChromebookを販売してきたが、6月17日からWalmartが全米約2800の店舗でChromebookを取り扱う。これに加えStaplesが6月22日ごろから、1500以上の店舗やオンラインストアで販売を始める。数カ月後にはOffice Depot、OfficeMax、Fry'sなども、一部の店舗で販売を始めるという。

 このほか、現在Chromebookが販売されている10カ国でも販路を拡大する。英国ではこれまでのDixonsに加え、Tescoが6月17日から116店舗で販売を始めた。フランスではFNAC、オランダではMediamarketとSaturn、スウェーデンではElgigantenがすでに販売を始めているほか、オーストラリアではまもなくJB Hi-FiとHarvey Normanなどの家電量販店が取り扱う。GoogleのChromebookマーケティング部門ディレクターのDavid Shapiro氏は、「今後も小売り展開を加速させ、年内にはほかの国でも取り扱い店舗数を増やす」としている。

 それぞれの量販店が扱うChromebookは、台湾Acer製の「Acer C7 Chromebook」など。同モデルはこれまで320Gバイトのハードディスク(HDD)を搭載していたが、16Gバイトの半導体ディスク(SSD)を搭載し、価格は従来通りの199ドルで販売する(関連記事:Google、199ドルの「Chromebook」を米英で発売)。このほか、店舗によっては米Hewlett-Packard(HP)製、韓国Samsung Electronics製Chromebookも扱う。

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