米betaworks傘下のソーシャルニュースサイト「Digg」は現地時間2013年6月17日、米GoogleのRSSリーダー「Google Reader」の代替候補となるサービス「Digg Reader」の公開について発表した。来週、バージョン1の提供を段階的に開始し、6月26日には全ユーザーが利用できるようにする。

 Diggは、GoogleがGoogle Readerを7月1日に終了すると3月に発表(関連記事:Googleが“春の大掃除第2弾”、Google Readerなどの提供停止へ)した際に、移行先となるRSSリーダーを構築する計画を明らかにしていた(過去の公式ブログ記事)。

 Digg Readerバージョン1では、Google Readerユーザーの意見をもとに、Google Readerからの手軽な移行、見やすさ、Web版と同期するモバイルアプリケーションを重視したほか、購読、共有、保存、整理などの機能をサポートする。

 また、公開後60日以内の実現を目指す機能として、Android版アプリケーション、速度向上、「Evernote」など他社サービスとの統合、フィルタリングや並べ替え、ランク付け機能などを挙げた。検索機能や通知機能も、近い将来に追加する予定。

 同社は公開当初のモバイルアプリケーションについて詳細を明らかにしていないが、Android版アプリケーションが公開より遅れることから、iOS版である可能性が高い。

 Digg Readerはフリーミアム方式で提供するが、公開当初の機能やその後追加される多数の機能は無償で利用可能にする。

 Digg以外にも複数のサービスがGoogle Readerの代替候補として名乗りを上げており、米Feedlyは積極的にユーザーの移行を促している(関連記事:RSSリーダーのFeedly、Google Readerから50万人のユーザーを獲得 )。また、米Facebookが6月20日のイベントで、RSSリーダーに関する新サービスを発表するのではないかと噂されている(関連記事:Facebook、6月20日にRSSリーダーを発表か? 海外メディア報道)。

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