日立ソリューションズは2013年6月17日、経済産業省に文書統制システム「活文 NAVIstaff」を納入したと発表した。2013年2月から稼働しており、経産省の全職員が利用している。

 経産省は文書の機密度をレベル分けして、レベルごとに閲覧や印刷のルールを定めている。2005年に職員の権限に応じて閲覧や印刷を制限するシステムを導入したが、セキュリティ設定の操作が煩雑なうえ、利用者も一部職員に限られていた。活文 NAVIstaffを採用して、操作性の向上と全職員への利用拡大を図った。

 活文 NAVIstaffはPDFの権限管理の仕組みを利用するシステム。オフィスソフトで作成された文書をPDFに変換し、変換時にセキュリティを設定する。セキュリティ設定は活文 NAVIstaffのサーバーがポリシーベースで管理する。文書の閲覧に特別なソフトは不要で、Adobe Readerを利用すればいい。