写真●GreenNotes 1.0の画面
写真●GreenNotes 1.0の画面
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 ジャストシステムは2013年6月14日、日本IBMのグループウエア「Notes/Domino」の活用状況を可視化して整理を促す運用管理アプライアンス「GreenNotes 1.0」(写真)を同日付けで出荷開始した。同社が5月8日に発表した新製品である。活用度が低いNotesDB(データベース)を統廃合する使い方を想定する。

 社内に多数存在するNotes/Dominoサーバーを俯かんし、活用度を可視化する。現状の活用度のほか、将来の傾向予測まで提示する。活用度が低いNotesDBを調べて整理/統廃合するのに役立つ。文書や添付ファイルによるNotesDBの肥大化についても、肥大化の原因を分析して、不要な文書や添付ファイルを整理できるようにする。

 セキュリティ上のリスクとなるアクセス権限についても、NotesDB、Notes文書、ユーザー/グループの三つの視点でレポートする。アクセス権限の設定漏れを洗い出すことができるので、アクセス権の運用にかかる手間を削減できる。

 管理対象のNotesDB数に応じて、三つのモデルを用意した。価格(税別)は、対象NotesDB数が1000個までの「GreenNotes 1.0 1000DB/R」が430万円、2000個までの「同2000DB/R」が580万円、5000個までの「同5000DB/R」が880万円。

 なお、同社では、企業内で増え続けるデータを整理するための製品群をラインアップしている。第一弾として、ファイルサーバーをスリム化する製品「GDMS(Green Document Management System)」を2010年6月に提供開始した。今回のGreenNotesは、データを整理する製品としては第二弾に当たる。