千葉市の幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2013」で6月13日、「Best of Show Award」が発表された。Best of Show Awardは、Interop Tokyo 2013の出展企業が2013年に発表・発売予定の製品をエントリーし、部門ごとに優秀性を競うものである。
決定までのおおよそのプロセスはこうだ。まず会期前に、有識者やメディア関係者などで構成する「Interop Tokyo 2013 アワード審査員」が出展社がエントリーした製品やサービスに対して事前審査を実施し、「ファイナリスト」を決定する。そしてInterop Tokyo会期中にアワード審査員が会場のブースに出向き、ファイナリストに挙がった製品やサービスに対し実稼動しているかといった点や、性能、機能、アピールポイントなどをチェック。審査委員会を開き「グランプリ」と「特別賞」を選ぶ。
グランプリは部門ごとに最も優れた製品やサービスで、各部門1つ。該当なしとして、選ばれないこともある。特別賞は審査員が推薦したい、見所がある、次点などの位置付けとなる賞である。
なお「ShowNetプロダクト部門」と「ShowNet連携デモ部門」は、ShowNetのNOCチームが賞を選ぶ。「People's Choice部門」は来場者の投票により最も評価された製品やサービスに贈られるもので、後日公表される。
アワードで設定された部門と、それぞれのグランプリは以下の通り。なお、特別賞を含む全てのファイナリストのリストは、Interop Tokyoのサイトで見ることができる。
- クラウドサービス部門→なし
- クラウドプラットフォーム部門→データホテル「CLOUD GAMING PLATFORM」
- セキュリティ部門→フォーティネットジャパン「FortiGate-3600C」
- データセンタ&ストレージ部門→シスコシステムズ「Cisco Nexus 6000 Series Switch」
- キャリア/SP ネットワーキング部門→シスコシステムズ「CRS-X」
- エンタープライズ ネットワーキング部門→なし
- SMB ネットワーキング部門→なし
- マネジメント モニタリング&テスティング部門→ビットリーブ「GigaVUE-HD4 100G対応ネットワーク・モニタリング・スイッチ」
- モバイル&ワイヤレス部門→NECアクセステクニカ「Draft11ac対応ホームルータ AtermWG1800HP, WG1400HP, WF800HP」
- ワークスタイルイノベーション部門→日商エレクトロニクス「XenMobile」
- パフォーマンスオプティマイゼ―ション部門→なし
- IoT/M2M部門→シスコシステムズ「Cisco 1240 Connected Grid Router(CGR)- Fog Computing Concentrator Node Prototype」
- フロンティア・チャレンジ部門→ソネットビジネスアソシエイツ「NUROアクセス」
- ShowNetデモンストレーション部門→シスコシステムズ「CMX(Connected Mobile Experience)」
- ShowNetプロダクト部門→ジュニパーネットワークス/日商エレクトロニクス/ジェイネットワークイニシアティブ「EX9208」
- ShowNet連携デモ部門→イクシアコミュニケーションズ/NEC/日本ヒューレット・パッカード/東陽テクニカ
- People's Choice部門→後日公表予定
4段落目に「ShowNet連携デモ部門」を追記しました。 [2013/06/13 21:10]