Facebookのスウェーデンの新データセンター
Facebookのスウェーデンの新データセンター
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 米Facebookは現地時間2013年6月12日、スウェーデンのルレオに同社が建設したデータセンターが稼働を開始したと発表した。施設内のほぼすべての技術は、同社主導でデータセンター技術のオープンソース化を推進する「Open Compute Project(OCP)」の設計をベースにしている。

 ルレオは、ボスニア湾に面したルーレ川の河口付近に位置し、同データセンター内部の装置はすべて地元の水力発電でまかなわれる。同社によれば、電力供給が安定しているためバックアップ発電機の設置数を70%削減している。

 水力利用だけでなく、北欧の冷たい空気を数千台のサーバーの冷却に使用する。データセンターで発生する余分な熱は、オフィスの暖房にまわすという。

 同社は、「世界で最も効率性と持続可能性が高いデータセンターの1つ」と述べている。

 米メディアの報道(PCMag.comCNET News.comなど)によると、同施設は2011年10月に建設計画が発表され、Facebookにとって米国外で最初のデータセンターとなる。首都ストックホルムから北側に900km以上離れた場所にあり、施設面積は29万平方フィートという。

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