JPCERT/CCは2013年6月12日、2件の注意喚起を公表した。一つはInternet Explorer(IE)を中心としたマイクロソフト関連のセキュリティ情報、もう一つはAdobe Flash Playerの脆弱性に関する注意喚起だ。ともに任意のコードを実行される恐れのある脆弱性を含むため、最新バージョンへのアップデートを推奨している。

 IEの脆弱性はマイクロソフトも深刻度を「緊急」にしている。Microsoft Updateなどでセキュリティ更新プログラムを適用する必要がある。これ以外にもMicrosoft Officeで「重要」に分類されたセキュリティ更新プログラムがある(関連記事:OfficeやIEに危険な脆弱性、悪用した標的型攻撃も出現

 Adobe Flash Playerには複数の脆弱性が見つかった。ユーザーが悪意あるコンテンツを開くと、Adobe Flash Playerが強制終了させられたり、任意のコードを実行させられたりする恐れがある。対象となるバージョンはIE、Firefoxでは「11.7.700.202およびそれ以前」、Chromeでは「11.7.700.203およびそれ以前」となる。

JPCERT/CCの注意喚起(マイクロソフトのセキュリティ情報)
JPCERT/CCの注意喚起(Adobe Flash Playerの脆弱性)