スカパーJSATは2013年6月12日、通信衛星「JCSAT-14」の調達契約を米Space Systems/Loralと締結したと発表した。

 JCSAT-14は、東経154度の静止軌道において運用中のJCSAT-2A衛星の後継機で、Kuバンド及びCバンドのトランスポンダ(衛星中継器)を搭載する。Kuバンドのトラポン(18本)については、JCSAT-2Aに搭載されている日本ビームに加え、新たにアジア・太平洋地域をカバーする国際ビームを備える。

 Cバンドについては、「26本の高出力トランスポンダで国際回線の収容能力を大幅に増強し、JCSAT-2Aではアジア、オーストラリア及びニュージーランドが中心だったサービスエリアを、ロシアおよび太平洋島しょ国まで拡大する」としている。

 JCSAT-14は2015年下期に打ち上げられる。衛星寿命は15年以上。

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