写真●公衆無線LAN利用可能エリアの拡大
写真●公衆無線LAN利用可能エリアの拡大
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 東海旅客鉄道(JR東海)は2013年6月12日、東海道新幹線や在来線の各駅で公衆無線LANサービスの提供エリアを拡大すると発表した。のぞみが停車する東海道新幹線の6駅では一定時間無償でインターネットを利用できるサービスも開始する。

 JR東海では、これまでのぞみ(N700A/N700)の車内および東海道新幹線全17駅のコンコース待合室で公衆無線LANサービスを提供してきた。今回はこれらに加えて新幹線改札口付近、乗換改札口付近、案内所付近にもエリアを拡大する(写真1)。のぞみ停車駅の東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅の6月18日からサービスを開始。その他の東海道新幹線駅は8月となる。利用できる公衆無線LANサービスはNTTドコモの「docomo Wi-Fi」、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」、UQコミュニケーションズの「UQ Wi-Fi」、NTT東日本の「フレッツ・スポット」である。8月からはNTT西日本のフレッツ・スポット加入者も利用可能となる予定である。

 在来線では金山駅、千種駅、大曽根駅で6月18日から、岐阜駅で6月28日から開始する。この他の駅でも利用動向を踏まえて順次拡大する。在来線駅で利用できるのはNTTドコモ「docomo Wi-Fi」のみとなる。

 のぞみ停車駅での無償のインターネット接続サービスは、主に訪日外国人向けに提供するものである。SSIDは「JR-Central_FREE」で、メールアドレスを登録することで1回につき30分間、1日何度でも利用できる。大規模災害時にはメールアドレスを登録しなくても利用できるように開放する。

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