新CPUを搭載して、最大12時間のバッテリー駆動を可能にした薄型ノート「MacBook Air」。外観や液晶パネルは従来と同じで、期待された液晶のRetina化は見送られた
新CPUを搭載して、最大12時間のバッテリー駆動を可能にした薄型ノート「MacBook Air」。外観や液晶パネルは従来と同じで、期待された液晶のRetina化は見送られた
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 WWDCで発表されたハードウエアの新製品で注目なのが、薄型軽量ノート「MacBook Air」だ。先日インテルが発表した新しいCPU「Haswell」(コードネーム)を搭載することで、処理性能の向上とバッテリー駆動時間の延長を図った。駆動時間は、11インチモデルが従来5時間だったのに対し、新モデルでは9時間にまで延びた。13インチモデルは従来の7時間から12時間へと大幅に延長され、朝フル充電しておけば夜まで使い続けられるようになった。細かな部分では、内蔵の無線LANが最新のIEEE802.11acになり、現行のIEEE802.11nと比べても約3倍ほどの高速通信が可能になった。

先日インテルが発表した新CPU「Haswell」(コードネーム)を採用したことで、処理性能を高めながらバッテリー消費量を抑えた
先日インテルが発表した新CPU「Haswell」(コードネーム)を採用したことで、処理性能を高めながらバッテリー消費量を抑えた
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バッテリー駆動時間は、11インチモデルが従来5時間だったのに対し、新モデルでは9時間に延長。13インチモデルは、従来の7時間から12時間へと一気に増加した
バッテリー駆動時間は、11インチモデルが従来5時間だったのに対し、新モデルでは9時間に延長。13インチモデルは、従来の7時間から12時間へと一気に増加した
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 これまでと同じく11インチモデルと13インチモデルの2種類が用意され、それぞれSSD容量が128GBと256GBの2製品を用意する。液晶の解像度は従来と同じで、11インチモデルが1366×768ドット、13インチモデルが1440×900ドットとなり、期待された液晶のRetina化は見送られた。日本でも、発表と同時に新モデルの販売が始まっており、すぐに購入できる。

新しいMacBook Airは、すでに日本でも販売が始まっている。11インチモデルは、SSDが128GBの下位モデルが9万8800円、256GBの上位モデルが11万8800円。13インチモデルは、128GBの下位モデルが10万8800円、256GBの上位モデルが12万8800円となっている
新しいMacBook Airは、すでに日本でも販売が始まっている。11インチモデルは、SSDが128GBの下位モデルが9万8800円、256GBの上位モデルが11万8800円。13インチモデルは、128GBの下位モデルが10万8800円、256GBの上位モデルが12万8800円となっている
新しいMacBook Airは、すでに日本でも販売が始まっている。11インチモデルは、SSDが128GBの下位モデルが9万8800円、256GBの上位モデルが11万8800円。13インチモデルは、128GBの下位モデルが10万8800円、256GBの上位モデルが12万8800円となっている
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 IEEE802.11acに対応した無線LANルーター「AirMac Extreme」と、ネットワークストレージ「AirMac Time Capsule」も発表された。いずれも、Apple TVが縦長になったようなスリムなデザインを採用する。価格は、AirMac Extremeが1万9800円、AirMac Time Capsuleの2TBモデルが2万9800円、3TBモデルが3万9800円。いずれも、すでに販売が始まっている。

従来と比べて通信速度が約3倍に高まるIEEE802.11acに対応した無線LANルーターとネットワークストレージも登場。デザインはそれぞれ共通だ
従来と比べて通信速度が約3倍に高まるIEEE802.11acに対応した無線LANルーターとネットワークストレージも登場。デザインはそれぞれ共通だ
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