NTT西日本と子会社のNTTスマートコネクトは2013年6月11日、4K映像をインターネット経由でセットトップボックス向けに配信するトライアルを実施すると発表した。6月12日から14日の期間で開催するIMC TOKYO 2013で展示する。

 トライアルでは、3840×2160画素、24フレーム/秒の4K映像をH.265/HEVCで圧縮し、NTTスマートコネクトの動画配信サービス「Smart STREAM」からインターネット経由で配信する。映像ストリームのビットレートは20M~30Mbpsである。

 この映像を、IMC TOKYO会場に構築したネットワーク「SHOW NET」経由で受信し、トライアル用に試作したセットトップボックスで再生する。会場には、東芝製のテレビ「レグザ 55XS5」を設置して、VOD形式で映像を視聴できるようにする。

 4K映像をH.265で圧縮し、インターネット経由でSTBに配信する実験は世界初だという。NTT西日本とNTTスマートコネクトはトライアルを通じて、4K映像配信のサービス化に向けてフレッツ光の映像伝送品質の更なる向上や、配信プラットフォームに関する技術蓄積を進めていくとしている。

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