写真●「PTC Live Global 2013」で調査結果を発表するオックスフォード・エコノミクス・アメリカズのルー・セリ社長
写真●「PTC Live Global 2013」で調査結果を発表するオックスフォード・エコノミクス・アメリカズのルー・セリ社長
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 PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトなどを手掛ける米PTCは2013年6月10日(現地時間)、カリフォルニア州アナハイムで開催中の「PTC Live Global 2013」で、英コンサルティング会社が実施した製造業向け調査の結果を発表した。調査によると、3分の2(68%)の経営幹部が今後3年以内に業務プロセスの変革を経験すると回答した。

 この調査はPTCがオックスフォード・エコノミクスに委託したもの。世界各国の製造業の経営幹部300人を調査対象とした。

 イベントに登壇したオックスフォード・エコノミクス・アメリカズのルー・セリ社長は「(今後3年で多くの企業が)かなり大規模なビジネスの変革を遂げるだろう」と指摘(写真)。例えば、製品の差別化を図るうえでサービスの強化が重要になったり、新興国向けに開発した製品を先進国に投入する「リバース・イノベーション」の考え方が広がったりするという。

 また売上高が50億ドル、営業利益率が20%の製造業であれば、「戦略と企画」の優先度を「中」から「高」に高めることで、最大でおよそ2億ドルの売上拡大と1億ドルほどのコスト削減が可能になるという結果も出た。