図1 マス4媒体とインターネット2媒体の1日のメディア接触時間(週平均、発表資料から、以下同)
図1 マス4媒体とインターネット2媒体の1日のメディア接触時間(週平均、発表資料から、以下同)
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図2 性別・年代別のメディア接触時間
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図3 スマートフォンの所有状況
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図4 テレビ視聴時におけるスマートフォンの利用状況
図4 テレビ視聴時におけるスマートフォンの利用状況
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 博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は2013年6月10日、生活者のメディア接触の現状を分析する「メディア定点調査2013」の結果を発表した。

 東京地区の調査結果によると、マス4媒体とインターネット2媒体(パソコンおよびスマートフォンを含む携帯電話機)を合わせた1日のメディア接触時間は5時間53分(週平均)と昨年とほぼ同数値となった(図1)。1日のメディア接触時間は、2010年以降数値にほぼ変化がなく、「生活時間の中で飽和状態であると推定される」としている。

 携帯電話機(スマホ含む)からのインターネット接続時間は50.6分と、昨年の40.4分から10分近く伸びた。一方、昨年に引き続きパソコンからのインターネット接続時間は減少した。携帯電話機からのインターネット接続時間の伸びは、女性の20代と30代に特に顕著で、女性20代では昨年(67.8分)から52.1分伸び、119.9分となった。30代では昨年(45.3分)より28.6分伸び73.9分という結果になった(図2)。スマホの所有状況は45.0%で、昨年(31.0%)から10%を超える伸びを示した(図3)。

 携帯電話機を操作しながらテレビ番組を見るという回答が48.6%を占めた(図4)。メディア環境研究所は、「スマホは今後も急速に普及してくものと予想される」「携帯電話と既存メディアとを組み合わせた情報体験の設計がさらに重要になる」という見方を示している。

 今回の調査は、東京都など合計4地区で実施した。調査対象者は15~69歳の男女個人で、東京地区のサンプル数は649サンプルである。

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