米TiVoは現地時間2013年6月7日、米Google傘下の米Motorola Mobility、米Cisco Systems、米Time Warner Cableと争っていた特許侵害訴訟で和解したと発表した。TiVoは4億9000万ドルの和解金を一括で受け取る。各社の支払金額については明らかにしていない。

 和解条件のもと、4社はそれぞれ起こしていた訴訟をすべて取り下げる。また、TiVoはGoogleとCisco、および米Arris Groupと特許ライセンス契約を結ぶ。Arris Groupは今年4月に、GoogleからMotorola Mobilityの家庭向け事業を取得した。

 さらにTiVoは、自社株買い戻しプログラムを従来の1億ドルから2億ドル規模に拡大し、期限を2年延長して2015年8月29日とすることを明らかにした。

 TiVoはこの数年、知的財産関連の訴訟で多額の和解金を手にしている。昨年は米AT&Tから約2億1500万ドル、米Verizon Communicationsから約2億5040万ドルを獲得した(関連記事:TiVoの特許侵害訴訟、Verizonと約2億5000万ドルで和解)。2011年には、3年にわたって係争を繰り広げた米DISH Network(旧EchoStar Communications)と約5億ドルで和解している。

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