日立製作所は2013年6月6日、ビッグデータ利活用のソリューションを開発する組織「日立イノベイティブ アナリティクス グローバルセンタ(Hitachi Global Center for Innovative Analytics:HGC-IA)」を6月1日付で設立したと発表した。米国や英国、アジアなどの拠点を結び、グローバルで研究所と事業部門が一体となって活動できるようにする。

 日立は12年4月にデータ・アナリティクスの専門家集団である「スマート・ビジネス・イノベーション・ラボ」を情報・通信システム社内に設立したり、13年4月には米国ビッグデータラボを設立したりするなど、同分野の研究開発体制を整備してきた。今回のHGC-IAは、こうした取り組みをグローバルで統合するものという。HGC-IA設立と合わせ、英国にも欧州ビッグデータラボを設立した。

 HGC-IAの人員は当初、300人規模。15年までに500人規模へ拡大し、15年度にはビッグデータ利活用事業で1500億円の売上高を目指す計画である。