写真●Dell PowerEdge VRTXの外観
写真●Dell PowerEdge VRTXの外観
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 デルは2013年6月6日、オフィスに置くことを想定した小型“データセンター”「Dell PowerEdge VRTX」(写真)を発表した。データセンターの構成要素である、サーバー、ストレージ、ネットワークスイッチの3点セットを、独自に用意したタワー型の小型ブレードシャーシーに収容した。6月26日に出荷する。価格(税込み)は最小構成で133万8000円から。

 サーバー、ストレージ、ネットワークスイッチをタワー型のブレードきょう体に収容した、小型の垂直統合システムである。サーバーは、既存のサーバーブレード「PowerEdge M520」または「同M620」を使用(最大4台)。ストレージは、RAIDコントローラー配下に、3.5インチ×12台または2.5インチ×25台を接続する(最大容量は48Tバイト)。ギガビットイーサネットのネットワークスイッチを標準で搭載する。

 オフィスに置くことを想定し、小型化と静音化を図った。大きさは5Uラックマウント大(タワー型に立てた場合、幅31.0×高さ48.4×奥行73.0センチメートル)で、デスクサイドやデスクトップに置くことができる。ファンなどの騒音は、58~62デシベルに抑えたという。電源入力は、AC 220Vのほかに、オフィスで一般的なAC 110Vを利用できる。