図●実証実験の概要
図●実証実験の概要
[画像のクリックで拡大表示]

 凸版印刷は2013年6月6日、茨城県と共同で、凸版印刷が運営する電子チラシポータルサイト「Shufoo!(シュフー)」を活用した自治体情報配信の実証実験を、同年6月7日から9月30日に実施すると発表した。

 この実証実験は、Shufoo!を活用し、増加する新聞の非購読層や急速に普及が進むスマートフォンおよびタブレット端末のユーザーに向けて茨城県の自治体情報を配信して、より多くの住民に情報を届けるための効果的な配信手法を検証することが目的である。

 情報配信にあたっては、Shufoo!の配信エリア選択機能を活用し、コンテンツごとにエリアを選定する。具体的には、茨城県の広報誌などの住民サービス情報を電子チラシとして茨城県内のShufoo!ユーザーを対象に配信し、観光・イベント情報誌や物産品・名産品カタログなどの産業情報を茨城県内と県外のShufoo!ユーザーに配信する。また、店舗の担当者がタイムリーに情報配信できる「Shufoo!ミニチラ」サービスを活用し、茨城県が東京都に出店しているアンテナショップ「茨城マルシェ」のお得情報をタイムリーに配信する。

 凸版印刷と茨城県は、実証実験の結果をもとに、より効果的に情報を届けるための手法や配信タイミングの分析を行う()。また凸版印刷は、Shufoo!の自治体向けサービスの開発を推進し、2014年4月に提供を開始する予定。