ACCESSは2013年6月6日、ホームネットワーク向け半導体の大手メーカである米Entropic Communicationsと米国におけるケーブルテレビのセットトップボックス(STB)技術での協業を発表した。具体的には、ACCESSのDLNA(Digital Living Network Alliance)技術とHTML5対応ブラウザーが、Entropic社のSTB向けチップセットに搭載された。

 アクセスの技術が実装されたEntropic社のチップセットを搭載するSTBを採用することで、ケーブルテレビ事業者は、DLNA CVP(Commercial Video Profile)機能の提供が可能になる。DLNA CVPは、DLNAの「Device Profile」カテゴリーのうち、サービスプロバイダーやコンテンツ配信事業者がDLNAネットワーク上で商業コンテンツの配信を行うためのDLNAガイドラインの一つである。

 ACCESSとEntropic社は、6月10日から13日まで米国・ワシントンD.C.で開催予定の「Cable Show 2013」において、DLNA Premium Videoの規格に対応した映像配信のデモンストレーションを行う。DLNA Premium Video規格に準拠したHTML5対応のRUI(Remote User Interface)機能をデモする。

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